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インドネシアで断食月(プアサ)体験 ホームステイの思い出

インドネシアで断食(プアサ)を体験する

インドネシアでは、今年7月9日頃から聖なる月(ラマダン)、断食月がはじまりました。

私も7月末頃まで、イスラム教のインドネシア人家庭にホームステイでお世話になっていたので、勉強に参加させていただくことにしました。
実質3週間あまり体験しました。(間、バリへ旅行に行ったおりは行っていません)

宗教心からでは無いながらも、ご家庭や周りのインドネシア人の方々からは「Puasa bagus untuk kesehatan」と、断食をすることは健康にいいからぜひやりなさいとススメていただけました。

バリ旅行記についてはこちらから。

「プアサ」とは?

インドネシアでは、断食のことを「ラマダン」というわけではありません。
断食は「プアサ(Puasa)」と呼ばれます。
「ラマダン」というのは、イスラム教世界での暦、ヒジュラ暦の第9番目の月のことを呼びます。

ですので、インドネシアでは一般的に口にされるのは「プアサ」という言葉です。

断食が行われるのは、日の出から日没までの間です。
その間、飲食を断ちます。
ただし、歯磨き、入浴、注射の接種などの行為は認められているようです。

プアサの時間と朝食サフール

ジャカルタ近郊では、断食時間は現地時間で午前4時30分から午後6時頃までです。

ですので、自ずと朝食は日の出前にとられます。

その日の出前にとる朝食のこと「サフール」とよびます。
写真は、ホームステイ家庭の断食期間初のサフール。

まず奥に写っているコップ。この温かく甘い紅茶を飲みます。
断食月には、この「温かく甘い紅茶」が必需品のようです。

この紅茶を飲むことで断食により下がっている血糖値をあげ、身体を回復させるそうです。

インドネシア断食食事1

この食事後、多くの人々はまた眠りにつきます。

食べてすぐに寝るという形にはなりますが、仕事や学校に出かける時間までまた睡眠を取ることが一般的なようです。

プアサ(断食)には2週間目で慣れる

断食月だからといって仕事が休みになるわけではありません。
いつものように仕事にでかけ、また学校にでかけていきます。

ホームステイ先のお父さんは、断食期間中よく、お腹のすきを忘れるためには一生懸命仕事した方がいいと言っていました。その方が時間が経つのが早く感じられるからだと。

確かに断食を3週間ほど私も体験してみてその通りだと思いました。

断食期間中は最初の1週間は身体がなれず、お腹のすきや喉の渇きが気になりました。
初日は、時計とにらめっこで断食明け時間を待っていました。
ただ、2週目から身体が慣れてくるので空腹をあまり意識しなくなりました。

今回私も断食を経験したことで、仕事や学校はいつも通りあるものの、作業効率が下がるのは致し方ないことだと感じました。

私自身、断食中は注意力が落ちた感覚がありました。
例えば細かいことの確認など、神経を要することは注意が散漫でうまくはかどりませんでした。

断食中非イスラム教徒の方は

インドネシアの職場や学校にはイスラム教以外の人々ももちろん多くいます。
私が見た限りでは、断食月への配慮はひとそれぞれのようでした。

ある職場では、断食月中もまわりにムスリムの断食中の方々がいても気にせず、デスクで飲み食いがされていましたし、ある職場では気をつかって昼食もオフィスで目の届かないように隠れてとるようにされていました。

インドネシア断食食事2

午後6時になると街中に、祈りの言葉が放送されます。
この放送を聞き、1日の断食が明けたことを知ります。

断食明けは大変賑やかです。

職場では、同僚たちが集まって断食明けの軽い食事がとられます。
合言葉は「Selamat Buka Puasa」断食明けおめでとう!です。

ここでも、温かく甘い紅茶はかかせません。(上の写真右下)

インドネシア断食食事3

家から持参した断食明けの食事をとる人もいます。
上の写真は、持参されたインドネシアぜんざい。

職場以外でも家族で外食したり恋人同士が断食明けを外食しながら一緒に祝ったりします。

私も何度か断食明けをレストランで迎えました。

外食する場合は、だいたい断食明け前に入店し、料理を注文します。
断食明け時間の午後6時には注文した料理が出そろった状態です。

つまり、テーブルの上に料理が並んでいても店内のお客さんは誰一人料理に手をつけず、午後6時まで待っています。

この風景がとても珍しく私にはうつりました。

以下の写真は断食明けの食事の様子。

インドネシア断食食事5

インドネシア断食食事8

インドネシア断食食事7

インドネシア断食食事6

この下の写真は、「コラック」という食べ物です。
バナナやぶどう、さつまいもなどが甘く炊きこまれたデザートで絶品です。
あまりに美味しくて私は断食明けに、これを毎日食べていました。

なんと、この「コラック」は断食明け名物の食べ物で、普段は見かけないそうです。

インドネシア断食食事4

「断食名物」の食べ物があるとは新しい発見でした。

やはり、体験してみないと分からないことがたくさんある「断食」。
インドネシアで暮らす上で一度経験をできたことは大変嬉しく思います。

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